前作「merry go round」のプロモーション活動中に突如当時の担当A&R、E主任から話があり、日韓共同制作ドラマ「赤と黒」主題歌として書き下ろされた楽曲。E主任の語り口調があまりに普段のトーンと変わらなかったので、その時僕自身はそれほど大事(おおごと)と捉えていなかったが、このタイアップと楽曲が有って4枚目のアルバムが制作される事になり、ラムジのシングルとしては「ユメオイビト」を抜いて過去最高の売上になったので、それはそれは大事(だいじ)なターニングポイントだった。よく話すことなのでご存じの方も多いと思うが、資料のドラマDVDを先に山下に渡したらハマってしまい、1時間×全17話を6回だか7回だか回して僕の手元に届いた時はデモ提出の〆切寸前だった。とにかく急いで6話ぐらいまで見て、既に僕もハマっていたから(笑)先を見たい気持ちを抑え、ドラマのオープニングやエンディングで流れることを想像しながら楽曲制作に入った。資料DVDには韓国版の主題歌が入っていたため、そのイメージに引っ張られそうになったが、ラムジとしてこのドラマを一番盛り上げることが出来るとしたら「言葉」あたりを彷彿とさせるマイナーバラードではないか?と考え、更にドラマで最初に耳に飛び込んでくるべき音はギターではなくピアノだろう、というわけでピアノで弾いても映えるサビのメロディーから作ったのを憶えている。実は9話以降のオープニングはインストになると続きをみる
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